行徳 エスニック ケバブ・ビリヤニ&ハラールマート
アジアの風を感じたランチ
店のマスターはインドオリッサ州出身、在日十数年。市川市内(国府台の方)にも別店舗を持っているそうです。
朝方は雨もよいの天候でしたが、昼前にはシャツ1枚で丁度いい陽気となりました。
この陽気に誘われて以前から気になっていた店
「ケバブ・ビリヤニ&ハラールマート」さん
まで自転車でランチに出かけました。
みなさん、いかがお過ごしですか?
オープンキッチンスタイルの店で、テイクアウトメニューも豊富。
店内はカウンター席5席、二人掛けテーブルが2つあります。
そして店の半分を占めるのが、お店の名前の後半部分が表す通り「ハラールマート」になっています。
ちょっと待てよ、マスターはインド人。
じゃあなんで「ハラール」?
ハラールとはイスラーム法において「合法である」といった意味。
イスラム教徒が宗教的に豚肉を食べることを禁じられていることは有名ですよね。
けれどもその他の食品でも、加工や調理に関して一定の作法が要求され、作法が遵守された食品がハラールと呼ばれるそうです。
「マスターはインド人でしょ、何でハラール食なの?」
「私、ムスリム。インドにはヒンドゥー教徒以外にもイスラムもいるし仏教徒もいるし、たくさんたくさんね。」
オリッサ州はインドの東部、ベンガル湾に面しています。(ヒンドゥー教徒が多数とはいえ)インドの中ではイスラム教徒の多い州だそうです。
「コルコタ(カルカッタ)には旅行で行ったことがあるよ。」
「お隣の州、私の故郷はコルコタから4時間ぐらい。お隣だから丁度東京と行徳って感じかな」
流石、大陸的なスケールを感じます。
カレーにも魅力を感じましたが、ここはひとつ店の名前にもなっている「ケバブ」をチョイス。隣の席のお兄さんが店の冷蔵庫からとってきたマンゴージュースが美味しそうだったので、私もそれを。
ナイフやスプーンも用意されていますが、是非かぶりつきでいきましょう。
ソースは3種類から選べます。私はちょっとホットなソースを選びました。
これが正解で、様々な香辛料が織りなすアジアの味覚にホットなピリ辛ソースの相性が抜群です。
食事中、開け放したドアから一陣の風が店内を吹き抜けていったのですが
「この風はベンガル湾を渡ってきた風だ・・・」
と一瞬の白日夢を見たランチタイムでした。
ハラールマートはアジアンマーケット
食後店内の「マート」をマスターが案内してくれました。
冷凍庫の中にはそれぞれハラールにのっとて処理され、認証マークがついた羊、鶏、鹿、山羊などの肉のブロックが豊富にあります。
カラフルなパッケージの数々の香辛料、それらをMIXしたカレーの元(日本人にはありがたいですね)、ヒンディー語(?)で書かれたカン詰め。etc,etc。
お米が5Kで1,600~2,600円ぐらいで、日本より安いものもあります。
昔は仕入れの量が今ほど多くなかったので、この価格では提供できなかったそうです。
現在は、インド人をはじめ多くのアジア人がこの町に住むようになったので、仕入れ量が増え低価格が可能になったそうです。
今回1時間の昼休みという時間の制約があったため、買い物が出来なかったのですが、
またぜひとも再訪したいお店です。
マスター、ありがとうございました。そしてごちそう様!
ケバブ・ビリヤニ&ハラルマート
千葉県市川市行徳駅前3-7-15
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