行徳街道にある「行徳ふれあい伝承館」に行ったら「浅子神輿店」が開いてました。
こんにちは。
暑いですね~。
今日から数日は夏日が続くようです。
みなさま水分補給は忘れずに!
本日は、浅子神輿店の真ん前にある「行徳ふれあい伝承館」をご紹介いたします。
場所は行徳街道沿いですが、
なんと!
目の前がバス停です。
で、この『 行徳四丁目 』のバス停は、本八幡から新浦安を結ぶ路線上にあるようです。
『お休処』は休憩スペースも喫茶店も兼ねてます。
『 お休処 』って、昔の茶店 = 今の喫茶店 ってことのようです。
撮影した日は、中にお客さんがいたので入るのをご遠慮しました。
でもこちら、どこぞのカラオケ店のように、
「お一人様ワンドリンクでお願いします」
ではなく、
「お手持ちのお弁当を食べて一休みされてはいかがでしょう」
とあります。
ただ、もしかすると、
(本当に注文しないの?)
的な視線を感じるかもしれません。そんな場合は、
≪日本茶(お菓子付き)100円 ≫
でさっさと手を打ちましょう。
しかし、カレーライスは350円と激安ですが、(レトルトかな?)
牛丼の550円はいかがなものでしょうか、と思わせるお値段です(食べてないけど)。
食べたら … 必要ですね。WC。
裏の駐車場前に紳士用・淑女用があります。
お店に入らなくてもちょっと休憩できるイスなどもあるので、行徳街道を歩き疲れたら
利用できるのはうれしいですね。
「浅子神輿店」に入ってみました。
先日伺った時は休館日だった「 浅子神輿店 」さんが開いていたので
入ってみました。
館内にはお留守番のダンディなおじさまが一人(帰るころには二人いた)。
お声をかけると、説明してくれるでもなく、でも付いてこられました。
(いたずらしないか心配だったのでしょうか?)
おそらく聞けば答えてくれると思います。こちとら仕事中に立ち寄っただけなので、
写真を撮ることに夢中で、構ってもらう時間はありませんでした(ごめんなさい)。
館内入ってすぐ左に立派なお神輿がありました。↑ (靴を脱いで上がります)
第15代目浅子周慶さんの造られたお神輿だそうです。
ところで、浅子周慶さんってどんな人?
浅子周慶さん 仏師から神輿師へ
「 浅子神輿店 」では、室町時代創業より当主は代々 浅子周慶を名乗ってきました。
浅子周慶は、平安時代の仏師・定朝(じょうちょう・平等院の阿弥陀如来像を作成)
を祖とする鎌倉時代の彫刻美術の最高峰『 慶派 』の流れを汲んでいたとか。
代々の浅子周慶さんは、神仏具の製作を家業としていたようです。
そして明治・大正期まで、仏師・浅子周慶の名は全国区に広がっていたとか。
すごいですね!ネットもTVも無い時代に、全国区にまで名前が広まるなんて!
そもそも明治以前のお神輿は、京都神輿が中心で、宮大工や錺師(かざりし・一枚の銅板
から繊細な柄の金具を作り上げる職人)が製作していました。
それが明治期に入ると、全国でお神輿を新調することが多くなり、浅子周慶さんの技術が
神輿製作に大いに生かされ、明治10年には荒川区南千住の素戔嗚(すさのお)神社本
社の神輿を13代目浅子周慶さんが作製し、これを機に浅子周慶さんは本格的に神輿製作
に力を入れはじめたそうです。
浅子神輿の最大の特徴は、
彫刻の質実剛健・華麗・写実的な作風だそうです。
その中でも「 鳳凰 」はその特色が顕著にあらわれているとか。
凡人の私にはとてもわかりませんが、飾ってあるお神輿は綺麗でした。
そんな浅子周慶さんですが、16代目当主(鈴木美子さん)の死去により、
平成19年に「 浅子周慶 」の名は途絶えてしまったそうです。残念!
お神輿の横には、お神輿の図解もありました。
ひとつひとつのパーツにいろいろ呼び方があるんですね。ふ~ん。
明治時代に使用されていた『 絵手本 』が飾られていました。
お神輿の飾りに、いろいろな動物も彫るからでしょうか。
クジラも掘るんですかね。
富岡八幡宮にある日本一の黄金神輿
浅子周慶さん最後の当主・16代目作のお神輿が富岡八幡宮に二基納められているそうで
すが、そのうちの一基は「 日本一の黄金神輿 」だそうです。
その二基がこちら↓
富岡八幡宮さんのHPよりお写真拝借しました。
この写真の左側が「日本一の黄金神輿」ですね。
ダイヤにプラチナにルビーだけでもすごいのに、
屋根が純金24kg!
盗まれないようにお気を付けください。
余談ですが、富岡八幡宮といえば、ありましたよね、事件。
今の宮司さんは№2の権宮司だった人が就任しているそうですね。
昔々なら、著名人が恨みが残るような死に方をした場合、どこからともなくあらわれた怪
しい巫女さんや霊媒師(陰陽師?)によって、鎮魂(たましずめ)のため(天変地異が起
きるとか脅され)新しい神社が出来ていたかもですね。
浅子神輿店跡にはこの他にもたくさんの展示物・写真があります。
ぜひお立ち寄りください。
そして疲れたら ↓ で甘酒でもいかがですか?
行徳ふれあい伝承館の情報
住 所 千葉県市川市本行徳35-7
開館時間 10:00~17:00
休館日 月曜日
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